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自然のなかに息づく色彩を抽出し加工食品の着色に使われる天然系色素。ヤヱガキの第一号はべニコウジ色素です。1970年に開発に着手、酒造りの技術を応用し、紅麹の培養に成功しました。この後、世の自然志向に応える天然系色素事業は年ごとに拡張、元来酒造りのために設けた研究部門に色素専門室を開設し、クチナシやべニバナなどを原料に新しい色素を次々に開発していきます。79年に一事業部から株式会社へと発展。86年には天然系色素・食品素材・醸造製品の研究開発と品質管理を行う総合研究所(現・研究所)、87年には9000㎡の敷地にファクトリーオートメーションをめざした安富工場、2002年には八雲工場、2004年には安富粉体工場がそれぞれ竣工しました。また、2001年には本社工場で国際標準規格であるISO9001の認証を取得し、より徹底した管理体制のもと、品質管理マネジメントシステムを実行しています。
ヤヱガキ醗酵技研(株)事務所
安富工場
ヤヱガキ技術開発研究所
天然系色素で現在求められているものは、付加価値をもった色素です。ヤヱガキではさらなる品質向上を追及した結果、色褪せしにくい色素や、特殊な乳化技術により水に透明に溶ける油溶性色素などを独自に開発し、いまでは400種を超える商品を保有しています。これらは国際的な展示会に毎年出展し、世界の市場ニーズに応えようとしています。また、天然系色素に関連し、天然調味料や機能性食品の原料なども開発・製造しています。天然調味料素材ではベトナムで魚醤の生産を指導、日本向けの味に仕上げ輸入を行っています。機能性食品関連では、80年代からキチン、キトサン、グルコサミンなど天然由来の機能性素材の開発にも着手しており、さらにヤヱガキの伝統である麹の醗酵や微生物の培養技術を駆使した新しい生理機能を有する機能性素材が次々と開発され市場にでています。
ifia JAPAN
安富工場コンピュータ制御室
Health Ingredients Europe
食品開発展