HOME > お知らせ一覧 > 日本農芸化学会2016年度札幌大会にてトピックス賞受賞~β-キチンナノファイバーを基盤とするインフルエンザ防止~
2016年04月07日
3月27~30日に開催された日本農芸化学会2016年度札幌大会において、弊社と一関高専と信州大学が共同研究した内容[β-キチンナノファイバーを基盤とするインフルエンザウイルス防止]を発表し、2016年度大会トピックス賞を受賞しました。
トピックス賞とは同大会に寄せられる全演題の中から大会実行委員会及び本会広報委員会により選定されるものです。
この度受賞された研究発表は、β-キチンナノファイバーのヒトA型インフルエンザウイルス阻害活性を評価した結果、β-キチンナノファイバーは低濃度でもインフルエンザウイルスの感染を抑制したという内容です。
更に、β-キチンナノファイバーに幅広い抗菌・抗ウイルス作用が見い出されている銀ナノ粒子(Ag NPs)を担持させることで感染抑制効果がより一層高まることも見出しました。
今回の結果発表により、甲殻アレルギーの心配ないβ-キチンナノファイバーが食品や医療など様々な分野で応用・貢献されることが期待され、又細胞毒性や環境への流出も懸念されている銀ナノ粒子(Ag NPs)の使用量も低減させることも期待されています。
※同発表は3月29日に、一関高専の戸谷先生により発表されています(発表番号:3C006)。